第34回GRS海外協力事業
21世紀指向・日・韓文化交流協力会議
1996年(平成8年)11月5日〜7日
ソウルヒルトンホテルでの韓日・日韓文化交流協力会議
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慶南大学ソウル事務所内庭での記念写真
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キャピトル東急で開催された「朴在圭総長歓迎会」
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戦後半世紀を過ぎてなお、日韓の間には文化交流というものがほとんどない。日韓両者の間に「日韓・韓日議員連盟」「日韓・韓日協力委員会」「日韓・韓日親善協会」の三団体が20数年にわたって存在していながら、韓国の歴代政権がかたくななまでに、日本文化の受け入れを拒んでいる現実はなぜか。
GRS第35回海外協力事業は、日・韓学者文化人により『21世紀指向、韓日・日韓文化交流協力会議』が、11月6日、ソウルヒルトンホテルにおいて、GRSと韓国私立大学総長協議会(会長朴在圭慶南大学総長)との共催で行われた。
●会議内容まとめ●
【朴在圭総長】
21世紀は我々の目前にあります。日本と韓国は地理的には一緒で、経済的には協力し合え、文化的には相互協力して、理解し合え、同伴者として、アジアの平和と安保を求めながら、世界を指導して行くでしょう。
韓日の間には歴史的に見て、感情的な問題があります。領土問題とか、慰安婦問題とか、韓国政府は、韓日の間に領土問題はないというのが基本姿勢です。日本も同じでしょうが、お互いの交流を通じて解決できると思います。慰安婦問題は韓国の婦人問題であり、そのキーは日本側にあります。こうした問題を、マスコミを含め、拡大するのではなく、小さくするようお互い努力する。それが大切です。この会議をきっかけにこれからはお互いの子孫のためにも、にらみ合うのではなく、協力し合うことを私は願っております。
【 五味武理事長】
最近また両国関係はぎくしゃくしてきた。竹島、独島の問題、慰安婦問題、地方参政権問題。領有権を主張し合ったら、これはいつまで経っても平行線で解決できない。国際司法裁判所も解決できるかどうか。それなら一時国連の管理下にゆだねて、昔国際連盟委任統治というのがあったのだから。両国の共同経済水域として、協力し合ったらどうか?他のあらゆる問題がうまくいっても、この領土問題で紛争が発生したら、すべて消し飛んでしまう。慰安婦問題、地方参政権問題、サファリン残留問題、被爆者問題等々、日本側が誠意を以ってやれば解決できる。
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