第30回GRS海外協力事業
アフガン難民慰問団
1995年(平成7年)9月11日〜19日
五味団長からパキスタン難民委員会のラスタム・シャー・モハマッド・コミッショナーへ義援金1万ドルの贈呈
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難民病院。診察を待つ母子たち
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キャンプ近くの小川で洗濯をする難民の少女たち
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GRS第30回海外協力事業「アフガン難民慰問団」は、五味武理事長を団長に、理事会員など12名が、パキスタンのペシャワールで、難民委員会や国際赤十字社へ、2万数千ドルの義援金、物資のドネーションと、白十字総合病院(八田貞人理事長)派遣の医師、看護婦が、キャンプ内の診療所で婦人小児中心の医療活動を行った。
●1万ドルの重み●
今回、アフガンの難民委員会に1万ドルの義援金を贈った。1ドル百円と計算して約100万円の義援になる。日本に住む私たちにとって、百万円はどれだけの価値があるだろうか。単身者であれば半年、懸命に節約しながら生活すれば1年分の生活費になる。難民委員会の話によれば、アフガンの住人にとって1万ドルは、1家族平均7人で、なんと2500世帯の1日分の食費になるという(1996年当時)。単純計算すると、アフガンの市民一人の約48年分の食費が1万ドルと言い換えることができる。私達からすればささやかな金額でも、救える命は限りなくある。 |