第28回GRS海外協力事業
被災学童ロシア激励の旅
1995年(平成7年)8月4日〜11日、18日〜25日
選ばれた50名の被災学童が7泊8日のバラエティーあふれるスケジュールを堪能した
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日ロ友好を記念して少年達がサッカーを競い合った
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「青少年センター」に入る日・ロ両国の子供たち |
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戦後最大未曾有の大被害をもたらした阪神淡路大震災。とりわけ多感な少年少女たちが受けた心の傷は、彼らの将来に大きな影響を与えたことは確かだ。今後心のケアを如何に処置していくか、行政サイドの重要な課題である。
グローバル・レインボーシップ=GRS=では、在大阪ロシア領事館、アエロフロート航空など関係者の協力を得て、50人の被災学童を2班に分け、8月4日A班(山田八蔵団長)25名と、8月18日B班(坂口団長)25名を、モスクワ7泊8日の旅に招待した。
被災学童たちは、モスクワで、市内観光、プーシキン美術館、オスタンキーテレビ塔、アルバート文化博物館、宇宙コントロールセンターなどを見学。シェルターのような地下鉄に乗ったり、宇宙コントロールセンターでは宇宙体験や、ロシアの子供たちとの交歓会やサッカー試合など、バラエティーあふれるスケジュールを堪能した。
なお申し込み876人中、わずか50人しか参加できなかったため、GRSでは、ロシア側の協力を得て、ロシア民芸品を被災地小学校にプレゼントすることになった。
●阪神淡路大震災●
1995年1月17日午前5時46分におきた、淡路島北部を震源とするマグ二チュード7.3の大地震。死者は6000人を越た。 |