第11回GRS海外協力事業

イラク平和使節団
1991年(平成3年)1月4日〜12日



イラク大統領官邸で行われたラマダン第一副首相との会見


 


第3回イラク平和使節団出発にあたり、成田空国で取材に応じた使節団一行を報じた新聞と週刊誌


 


サダム記念館「オデッセイヤ・マリアーズ」

 

 

 

 


 

イラク平和使節団(五味武団長)一行9名は、平成3年1月4日から12日までの9日間にわたってイラクを訪れた。 「日本人はゲストが解放されたらそれっきりだが、その点、あなたたちはサムライだ!」と駐日イラク大使の言葉に乗せられたわけではないが、10月、11月に続いて、3回目のイラク訪問を果たした「グローバル・レインボーシップ」。五味武団長ほか、石塚民幸、若宮清、山本峯章、立川談志、藤岡弘、田中一刻、石川大倫、野村昭治の9人のサムライたちが、民間人として初めて、ラマダン第一副首相と、前日に続いて二度にわたって会見した。しかも、2回目は1月10日、午前8時30分から9時15分まで45分間、大統領官邸において行われた。 イラクは、サダム・フセイン大統領が首相を兼務しているので、ラマダン第一副首相(現副大統領)はナンバー2の実力者である。そのラマダン氏が日本の民間人のために45分も時間を割いてくれた。 窓口となった「イラク・レッドクレッセント」(赤新月社)国際局長のドクター・アミィード氏から「五味理事長はじめ、グローバル・レインボーシップ・ファウンデーションは、中東危機発生以来、世界にさきがけて、我が国の子供たちのため、医薬品や子供のミルクをドネーションしてくれた組織です。」と紹介された。 

●ラマダン副首相との対談●
ラマダン副首相は「あなたたち日本人の善意の行動に感謝し、心から歓迎する」と謝意を述べたあと、約15分にわたって、今回の中東危機に対処するイラクの立場を説明、紛争がいかにアメリカの独善と横暴でエスカレートしたか、正義は我々の側にある。日本はなぜ原爆を落としたアメリカの言いなりになっているのか?と日本外交の弱腰を指摘した。 このあと五味理事長は「我々の今回の目的は、子供たちのための医薬品、食料品のドネーションのほか、平和の使者として、福田赳夫元首相の親書と同行の田中一刻氏の『平和千手観音』をフセイン大統領に献上して、中東和平と世界平和の実現をお願いするため参りました」と述べた。




















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