第1回 GRS海外協力事業
難民救援とタイ国民激励慰問団
1981年(昭和56年)2月22日〜3月1日
日の丸を手に慰問団を歓迎するカンボジア難民キャンプの人たち
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すっかり日焼けした五味武総括と「いい報道をして下さい」と握手をするソンサン議長
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4、5歳だろうか。水を運ぶ子供の姿が痛々しい
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志村儀玄知団長、五味武総括責任とする「カンボジア難民救済とタイ国民激励慰問団」総勢42名は、タイ、カンボジアの国境、アランヤプラテト、カオイダン、プリラム、シキュウなどの難民キャンプや、パンクルワット、ラハンサイなどの自衛村を訪問。さらに、カンボジアのクメール・セリカ(KPNLF)の解放区にも足を伸ばし、食料、日用品、医薬品、農機器、学用品などトラック六台(約105トン)の義援物資を贈った。 この物資は、ライオンズクラブや多くの個人的協力もあったが、その多くは五味総括が、当時の通産、農林、厚生三大臣に協力を要請、全国の業界から集められたものである。 なお慰問団一行は、タイ国境に近いカンボジアのスロク・スレン村で、KPNLDF(クメール人民民族解放戦線)のソン・サン議長(元首相)およびジェンデル将軍らと、カンボジア情勢について意見を交換した。
●GRSのはじまり●
昭和52年12月、五味武は、難民救済は、難民流出の原点まで行かなければ本物とは言えないと決意して、カンボジア難民救済のため、タイ、カンボジアの国境へ出発した。これが第一回目で、当時は「世界難民民間救済機構」という名称で活動をはじめた。その後「獅子の会」そして現在の「グローバルレインボーシップ」=略称・GRS=と統一名称となった。 |